コラム/事例集

イベントのテーマはどう決める?テーマ例も紹介!

イベントを企画する際に、どのようなテーマを選ぶべきか悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。ターゲットに響くテーマを決められれば、イベントを成功に導くことができるでしょう。今回は、テーマの作り方やポイント、パターン例を紹介します。この記事を読むことで、効果的なテーマを作ることができるようになるでしょう。


イベントにおけるテーマとは?

テーマとは、主題や命題のことを指します。具体的には、何かを考えたり決めたりする際の前提や出発点をテーマと呼びます。
テーマはイベントなどの目的や存在意義に沿って1つに絞られます。たとえば、オリンピック・パラリンピックであれば「4年に一度のスポーツの祭典」となります。

テーマはどうやって決める?

テーマは基本的に主催者が決めます。ただ、イベントやプロジェクトの性質・目的を考えれば、テーマはおのずと明らかになるでしょう。
もし自社で行うことが難しい場合は、イベント会社やコンサルティング会社に依頼して設定することも可能です。

コンセプトとの違いは?

コンセプトとは、一般的に「概念」や「構想」を示し、ビジネスにおいてはプロジェクトの「方向性」「枠組み」などの意味で用いられることがよくあります。テーマを基に、そのプロジェクトやイベントをどのような方向で構築していくかを説明したものです。具体的なプログラムや装飾・演出などは、コンセプトに沿って決めていくことが一般的となります。
コンセプトに関しては、複数設定されることもあります。1つのテーマを基に統一性のあるコンセプトをイベント全体に浸透させることが重要です。

テーマの作り方とは

テーマの作り方について、以下の6ステップにわけて説明します。
〇イベントの目的を明確にする
〇どのようなバリューを提供できるか考える
〇扱う商品・サービスを決める
〇ターゲットを決める
〇売り上げ等の目標を決める
〇テーマを確定させる

①イベントの目的を明確にする

まず、どのような目的でイベントを開催するのかを明確にします。メンバー・チーム全体に浸透させる必要もあるため、できるだけ目的の数は抑えることをおすすめします。1回のイベントで様々なことを達成したくもなりますが、目的が多すぎると方向性がブレてしまうので注意しましょう。

②どのようなバリューを提供できるか考える

次に、来場者や参加者にどのようなバリュー(価値)を提供できるかを考えます。目的を達成するために、どのような価値提供ができるかを明らかにしましょう。イベントの形式や内容を決める前にここを考えておくことで、全体に統一感を持たせることができます。

③扱う商品・サービスを決める

目的や提供価値をふまえて、扱う商品やサービスを具体的に決めていきます。周辺日程・場所で似たようなイベントが無いか、競合他社が同じようなイベントを開催していないか、注意すると良いでしょう。新商品や定番商品など、大きなカテゴリは一つにすると統一感が出て、目的がブレにくくなるので効果的だと考えられます。

④ターゲットを決める

具体的なターゲットを決めていきます。まず大きなくくりとして、企業向けなのか消費者向けなのかを整理し、年代や性別、属性など具体的に絞っていきます。ペルソナを作成するのも良いかもしれません。

⑤売り上げ等の目標を決める

売り上げなどの数値目標を決めておくと、目指すものがはっきりして行動に移しやすくなったり、終了後の効果測定が簡単になったりとメリットが多くあります。目的に沿った目標を設定しましょう。来場者数やアンケート調査の数値評価、購入・契約数など測定しやすく、開催目的に合致したものにすると良いです。

⑥テーマを確定させる

以上をふまえて、テーマを確定し、言語化しましょう。参加や来場を検討している人にイベントのメリットや特徴が伝わるようなフレーズにすると効果的です。キャッチコピーのような形にすると、来場を検討している方の参加意欲を高めることができるでしょう。

テーマを作る時のポイント

テーマを考えるときに意識すべきポイントを3つ解説します。
〇商品・サービスの特徴をリストアップする
〇顧客のニーズ・悩みを考える
〇悩みの解決策を考える

商品・サービスの特徴をリストアップする

イベントで取り扱う商品やサービスの特徴をリストアップします。自社の商品については多くの情報を把握していると思いがちですが、思わぬニーズや他社と差別化できるポイントを発見できるかもしれません。また、そういった特徴は切り札となることもあるでしょう。一覧にしておくと企画に困ったときに見返すことができ、解決策を出せる可能性があります。

顧客のニーズ・悩みを考える

顧客の立場になってニーズや悩みを考え、それを解決できるようなテーマ設定・企画にすると、来場者・参加者を集めやすくなるかもしれません。その際、自社の商品やサービスだけでなく、業界全体を見渡して不満・不便を考えると良いでしょう。より広い層にアプローチできるようになります。

悩みの解決策を考える

上の2つを考えたら、その解決策を探します。これは先述した「バリュー(価値)」に当たり、テーマを言語化する際にアピールポイントとなります。顧客目線に立って解決策を考え、テーマに盛り込みましょう。

イベントのテーマのパターン例

テーマのパターンわけはいくつか可能ですが、今回は一例として文末表現を取り上げます。同じ内容でも表現が変わるだけで、受け取る印象は大きく変わります。

・命令形:「~せよ!」といった命令形の表現
・断定:「~である」「~だ」といった断定の文末
・体験表現:「~できる」「~のおかげで~できた」といった表現
・疑問形:「~ですか?」といった疑問形の表現

ターゲットや目的を考え、最も響く形を採用しましょう。

まとめ

今回は、イベントのテーマの作り方やポイントについて詳しく解説しました。参加者側のニーズを汲み取り、自社商品・サービスのメリットを的確アピールするために、テーマの設定は重要です。もし自社だけで対応できない場合は、プロに相談することも一つの手段です。
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