コラム/事例集

イベントマーケティングの成功に必要なことを詳しく解説!

イベントマーケティングは、企業や団体にとって重要な戦略の一環となりつつあります。イベントを通じて顧客とのつながりを深め、ブランドの認知度を高め、販売促進につなげることができるからです。この記事では、イベントマーケティングの成功に必要な要素を詳しく解説します。具体的な戦略や手法、重要なポイントを紹介しながら、効果的なイベントマーケティングの手法についてご紹介します。さあ、イベントマーケティングの世界に足を踏み入れ、成功への道を歩みましょう。


イベントマーケティングとはそもそもなに?

イベントマーケティングとはそもそもどのようなものなのか説明していきます。

イベントマーケティングの概要

イベントマーケティングとは、企業や団体がイベントを通じて顧客との関係構築や販促活動を行うマーケティング手法のことです。イベントを通じてターゲット層に対してブランドや商品・サービスをアピールし、顧客の関心や購買意欲を高めることが目的とされます。イベントの形態は多様であり、セミナーや展示会、体験型イベントなどさまざまな形式があります。

イベントマーケティングは効果絶大

イベントマーケティングは、その効果の高さが特徴です。イベントを通じて直接顧客と接触することで、ブランド認知の向上や商品・サービスへの関心喚起が期待できます。参加者は現地で実際に商品やサービスを試したり、専門家からの知識や情報を得ることができるため、より具体的なイメージを持つことができます。また、イベントの場では顧客との対話や交流が生まれるため、信頼関係の構築にも効果的です。

イベントマーケティングは負荷が高くない

イベントマーケティングは、企画や実施が難しいと感じられることがあります。確かに、セミナーやミートアップなどのイベントを通じてリードを獲得し、成功裏に商談につなげるには、イベント企画のノウハウが必要です。しかし、一度イベントを計画して実行すれば、それ以降は同じ手順を繰り返すだけなので、イベントの実施負荷は次第に減少していきます。慣れてしまえば、週に数回のセミナーをわずか3人で実施することも可能です。

イベントマーケティングのメリット

 イベントマーケティングを実施することにはいくつかのメリットがあります。きちんとメリットを理解することはイベントマーケティングの実施において非常に重要です。

認知・ブランディングの効果

 イベントマーケティングの一つの大きなメリットは、認知やブランディングに対する効果です。イベントを通じてブランドや企業の存在感を高めることができます。参加者は直接ブランドと接触し、その魅力や特徴を体験することで、より強い印象を持つことができます。また、イベントの参加者は口コミやSNSなどで体験を共有しやすくなり、ブランドの知名度やイメージの向上につながるでしょう。

見込み客へのアプローチ効果

 イベントマーケティングは、見込み客へのアプローチにも効果的です。イベントには自ら関心を持ち、参加を希望する人々が集まります。このような見込み客に対して、商品やサービスの魅力を伝える機会を提供することで、彼らの購買意欲を高めることができます。イベントの中での対話や情報提供により、顧客との関係を構築し、信頼を築くことも重要です。

リードオリフィケーションの効果

 イベントマーケティングは、リードオリフィケーション(見込み客を購買に導くプロセス)にも効果的です。イベントに参加した人々は、既に関心を持っている可能性が高く、購買につながる可能性も高いです。イベントを通じて顧客の情報を収集し、フォローアップの機会を作ることで、見込み客を実際の購買に結び付けることができます。

顧客にリアルな体験をしてもらえる効果

 イベントは顧客にリアルな体験を提供することができるため、その効果も大きいです。顧客はイベントの中で商品やサービスを実際に試したり、専門家からの情報や知識を得ることができます。このような体験は、顧客の関心や購買意欲を高めるだけでなく、商品やサービスの理解を深める効果もあります。顧客が実際に体験することで、より具体的なイメージを持ち、商品やサービスに対する興味や信頼を深めることができます。リアルな体験を通じて、顧客は製品の機能や特長を実際に感じることができ、その価値を実感することができます。

イベントマーケティングのデメリット

 イベントマーケティングの実施はメリットばかりではありません。ここではデメリットを解説していきます。

費用がかかる

 イベントマーケティングには費用がかかることがあります。会場の手配や装飾、スタッフの手配、広告宣伝費など、様々なコストがかかる可能性があります。また、成功するためには適切な予算を計画し、効果的なイベントを実施する必要があります。費用対効果をしっかりと考慮しながら計画を進めることが重要です。

運営が難しい

 イベントの運営は複雑かつ多岐にわたるため、適切な計画とリソースが必要です。会場の手配、プログラムの企画、参加者の受付や案内、セキュリティ対策など、様々な要素を調整しなければなりません。また、イベント当日にはトラブルや予期せぬ問題が発生する可能性もあります。適切な準備とスタッフのチームワークが求められます。

イベントマーケティングの種類

 イベントマーケティングには様々な種類があります。それぞれ見ていきましょう。

オフラインのイベント

 オフラインのイベントには以下のような種類があります。

セミナー

 セミナーは特定のテーマやトピックについて、専門家や講師による講演や教育的なプログラムを提供するイベントです。参加者は知識や情報を得ることができるため、専門分野の認知拡大や専門性の高い顧客との関係構築に効果的です。

展示会

 展示会は特定の業界やテーマに関連する企業や団体が集まり、自社や製品・サービスを展示・宣伝する場です。参加者は展示ブースを回りながら情報収集し、商品やサービスの最新情報を入手することができます。展示会は業界内の関係者や顧客との交流やビジネスチャンスの創出にも繋がります。

ミートアップ

 ミートアップは特定のテーマや趣味、関心事を共有する人々が集まるイベントです。参加者同士が交流し、情報共有やネットワーキングを行うことが目的です。企業や団体はミートアップを活用してターゲット層との関係構築やブランド認知を図ることができます。

体験型イベント

 体験型イベントは、商品やサービスを実際に体験できるようなイベントです。参加者は商品やサービスを試したり、デモンストレーションを受けたりすることで、直接的な体験を通じてその価値を実感することができます。顧客の関心喚起や購買意欲の高まりにつながることが期待されます。

交流会

 交流会は、類似の興味や関心を持つ人々が集まり、意見交換や交流をする場です。参加者同士が情報や経験を共有し、ネットワークを築くことができます。企業や団体は交流会を通じてターゲット層とのコミュニケーションを図り、ブランドの認知度や信頼度を高めることができます。

オンラインのイベント

 オンラインのイベントは、インターネットを通じて行われるイベント形式です。オンラインセミナーやウェビナー、オンライン展示会などが一般的です。オンラインイベントは場所や時間に制約を受けず、参加者は自宅やオフィスから参加できるため、多くの人々にアクセスしやすく、広範な参加者層との接触機会を得ることができます。

イベントマーケティングの進め方

 実際にイベントマーケティングを実施するときには以下の手順で進めることで成功に近づけることができます。

① 目的を明確にする

 イベントマーケティングを進める上で、まずは明確な目的を設定することが重要です。目的は、イベントが達成すべき具体的なゴールや成果を示します。例えば、新商品の導入や既存顧客のリテンション向上などです。目的を明確にすることで、戦略の策定や効果の評価が容易になります。

ターゲット・売るもの・方法を考える

 「6W2H」という考え方は、マーケティング戦略の基本です。これを活用することで、戦略の骨組みを自然に構築することができます。まずは、「誰に対して」「何を提供して」「どのような手段で」売り込むのか、という点から決めていきましょう。

Who (誰): ターゲットとなる顧客や利用者は誰ですか?
What (何): どのような商品やサービスを提供しますか?
When (いつ): いつ提供する予定ですか?
Where (どこ): どこで提供しますか?
Why (なぜ): なぜその商品やサービスを提供するのですか?
How much (いくら): いくらの予算が必要ですか?
How (どのように): どのような手順やプロセスで実行しますか?

KGIとKPIの考え方

  • KGI(Key Goal Indicator)とは、目的達成のための主要な指標です。具体的な目標数値や成果を示し、イベントの成功を評価する基準となります。KGIを設定する際には、具体性、計測可能性、達成可能性、関連性の観点を考慮しましょう。
  •  
  • KPI(Key Performance Indicator)は、KGIを達成するためにモニタリングすべき具体的な指標です。例えば、参加者数、ブランド認知度の向上率、リードの数などがKPIとして考えられます。KPIはイベントの進捗状況や成果を可視化し、必要に応じて戦略の修正や改善を行うために重要です。


  • ② 企画を考える

     イベントの企画は、目的やターゲット層に合わせて具体的な内容やプログラムを考える段階です。魅力的なコンテンツやアクティビティ、講演者やパフォーマーの選定、参加者とのインタラクションの方法などを検討します。企画段階では、参加者が興味を持ち、参加したくなるような要素を盛り込むことが重要です。

    ③ オペレーションの設計をする

     オペレーションの設計は、実際のイベントの運営プロセスや流れを計画する段階です。会場の手配、参加者の受付や案内、セキュリティ対策、プログラムの進行など、イベントの順調な運営を確保するための詳細な手順やタイムラインを策定します。スムーズなオペレーションは参加者の満足度にも直結するため、事前の準備やスタッフのトレーニングが欠かせません。

    ④ アフターフォローを実施する

     イベント後のアフターフォローは、参加者との関係構築や継続的なコミュニケーションを促進するための重要なステップです。参加者への感謝のメッセージやイベントの振り返り、参加者からのフィードバックの収集などを行います。また、アフターフォローを通じて、顧客のニーズや要望を把握し、今後のマーケティング戦略やイベントの改善に活かすことも重要です。

    ⑤ 効果測定を行う

     イベントの効果測定は、設定したKPIを基準にして、イベントの成果や効果を評価するプロセスです。参加者数や参加者からのフィードバック、リードの数、売上増などを分析し、イベントの成功度や改善点を把握します。効果測定の結果を元に、今後のマーケティング戦略や次回のイベントの改善点や方向性を考えることが重要です。

    まとめ

     イベントマーケティングは、効果的なブランディングや顧客の獲得・維持に効果的な手法です。ただし、費用や運営の難しさもありますので、事前の計画や適切な予算配分、スタッフの確保なども重要な要素となります。最新のトレンドやツールを活用しながら、常に改善と評価を行うことで、イベントマーケティングの成功を目指しましょう。  株式会社アイフィールドでは、そのようなイベントプロモーションをサポートするスペースコンサリティング事業を展開しています。豊富な経験と専門知識を持つアイフィールドの専門チームは、効果的なイベントプロモーションの戦略立案から実施まで、幅広いサービスを提供しています。詳しく知りたい方はこちら!! から。

    電話でのお問い合わせはこちら

    0120-840-109

    受付時間:平日9:00 〜 18:00(窓口:株式会社アイフィールド)

    気軽にお問い合わせください