コラム/事例集

販促について目的に合わせた方法別に解説!

「販促」は、ビジネスにおいて重要なポイントの一つです。商品・サービスを提供する上で、その魅力的な情報を伝えることが欠かせません。しかし、販促方法には様々な種類があり、目的によって選び方が異なってきます。本記事を通して販促の方法についてマスターしましょう!


目次

販促(販売促進)って何?
  • 間違えやすい販促の意味について
  • 販促の必要性
  • 販促の種類
    ① 認知度を向上させるための方法
    【オンライン広告】
  • ホームページを作成する
  • SNSの運用をする
  • インターネット広告を出す
  • 【オフライン広告】
  • チラシやクーポンを配る
  • 旗や看板を出す
  • 新聞や雑誌での掲載をする

  • ② 購入や消費を促進させる方法
  • 商品サンプルを配る
  • プレミア手法を用いる
  • 実演販売を行う
  • コラボレーション企画をする
  • プライスレス手法を用いる
  • 従業員の教育をする

  • ③ リピートを増やすための方法
  • ポイントカードを作る
  • 定期的なメルマガの配信を行う
  • クーポンの配布を行う
  • 定期購入によるイ ンセンティブをつける
  • 最適な販促手法の選び方

  • まとめ


    販促(販売促進)って何?

     販促とは、販売促進のことです。商品やサービスを広く知ってもらい、購入や利用を促進するための活動のことを指します。具体的には、広告、イベント、キャンペーン、PR、販売促進物などがあります。販促活動によって、商品やサービスの魅力をアピールし、消費者に購入意欲を喚起することが目的です。

    間違えやすい販促の意味について

     販促は、消費者に購入を促すための活動ですが、単に売るための技術や購入させるためのきっかけ作りだけを意味するわけではありません。販促の本来の意味は、自社の良さをお客様に促進して伝えることです。会社の良さ=お客様にとっての良さだということを意識し、会社の良さをきちんと伝えることが重要になります。うまくいかない場合は、会社の良さ自体が欠けているか、勘違いしている可能性があるため、会社や商品、サービスの良さを見直してみましょう。

    販促の必要性

     競争が激化する現代社会において、商品やサービスの存在だけではなく、それを消費者に伝えることが重要です。販促を行うことで、商品やサービスの特長や魅力をアピールし、消費者の購買意欲を高めることができます。また、販促によってブランドイメージを構築することもでき、長期的な視点での販売促進につながります。さらに、販促は顧客とのコミュニケーションの機会を提供し、顧客ニーズを把握し、商品やサービスの改善や開発につながることもあります。

    販促の種類

     単に販促と言っても目的によって行う活動が異なります。目的別に分けた様々な販促について解説していきます。

    ① 認知度を向上させるための方法

     まず最初に行わなければならないのが認知度の向上を目的とした販促です。新規顧客の獲得のために認知度の向上は必要不可欠です。認知度向上のための販促の手法を詳しくみていきましょう。

    【オンライン広告】

     インターネットを利用して行われる広告を指す「オンライン広告」は、ブランドや商品・サービスの認知度を高めるための重要な手段となっています。主な手段としては、以下のようなものがあります。
    ・ホームページの作成する
     販促におけるホームページの活用方法は以下のようなものがあります。
    ① 自社の情報発信
    自社の情報をホームページ上に掲載することで、お客様に自社の製品やサービスについて情報を提供することができます。
    ② キャンペーンやイベント情報の掲載
    ホームページ上にキャンペーンやイベント情報を掲載することで、新商品やサービスの情報を発信することができます。
    ③ お問い合わせフォームの設置
    ホームページ上にお問い合わせフォームを設置することで、お客様からの問い合わせや質問を受け付けることができます。
    ④ メールマガジンの配信
    ホームページからメールマガジンの登録を促し、お得な情報を配信することで、お客様に向けたプロモーションを行うことができます。
    ⑤ SNS連携
    ホームページとSNSを連携することで、より多くのお客様に情報を届けることができます。
    これらの活用方法をうまく組み合わせることで、ホームページを通じた販促効果を高めることができます。
    ・SNSの運用をする
     SNSは、多くの企業や団体が販促に利用し、販促手法の一つとして高い効果が期待できます。 また、SNSの種類によって、ユーザーの年齢層や性別、居住地域、趣味や関心に基づく具体的なターゲット設定も可能であり、商品・サービスの特性に合わせた販促戦略を展開することができます。
    ・インターネット広告を出す
     インターネット広告は、ウェブサイトやスマートフォンアプリなどに掲載される広告であり、検索エンジンの検索結果に表示される「リスティング広告」、Webサイトの広告欄にバナー広告を掲載する「ディスプレイ広告」、動画再生の前に挿入される「動画広告」など、さまざまな種類があります。
     インターネット広告は、ターゲット設定を非常に細かく行うことができ、年齢、性別、居住地域などの条件でターゲットを絞り込むことができます。また、一部のインターネット広告サービスでは、効果測定やクリック回数の分析などの詳細なデータ解析が可能であるため、戦略的な広告展開に非常に有効です。

    【オフライン広告】

     オフライン広告とは、インターネットを使わずに、主に新聞、雑誌、チラシ、ポスター、看板などを使って広告を宣伝することを指します。従来からある広告手法であり、現在でも多くの企業がオフライン広告を利用しています。
    ・チラシやクーポンを配る
     チラシやクーポンを配布する方法には、新聞に折り込まれるものやポスティング、街頭での配布などがあります。特定の地域にアピールする場合に適している手法です。チラシには、ターゲットとなる商品やサービスに直接訴えるようなデザインやコピーを使用し、商品やサービスを購入することで得られるメリットを細かく説明するとよいでしょう。
    ・旗や看板を出す
     新しい店舗のオープンや新サービスの宣伝において、店頭に旗や看板を設置することは非常に重要な手法です。広い範囲に宣伝することはできませんが、消費者に直接、どのような店舗か、どのような商品やサービスを提供しているかを訴求することができます。  通りがかりの人々の目に留まり、その場で利用しなくても記憶に残り、「そういえばあそこにお店があったな」と思い出され、次回の利用につながったり、口コミでお店の存在が広まったりする可能性があります。
    ・新聞や雑誌での掲載をする
     ターゲット層がシニア層や高所得者層である場合、新聞や雑誌への広告出稿は有効な手法と言えます。新聞や雑誌は全国的に信頼性が高く、広告出稿によって信頼性を獲得することも期待できます。また、毎日発行される新聞や発行日が決まっている雑誌は、タイミングを絞り込むことができるため、効果的な広告活動を行うことができます。

    ② 購入や消費を促進させる方法

     自店の知名度が上がってきたら、商品やサービスを購入・消費してもらうための販促が必要です。直接消費者にアプローチできるものや、限定感や希少感を演出できる手法が有効と考えられます。
    ・商品サンプルを配る
     商品の購入をまだ迷っている見込み客を購入に誘導するための有効な手法として、直接商品のサンプルを手渡す方法があります。実際に商品を試す機会があることで、見込み客は商品の良さや特徴を知ることができます。例えば化粧品などは無料で試して自分の肌に合うかどうか確認したい人も多いため効果的です。また、商品のパッケージに近いサンプルを配布することで、商品名やロゴの認知度を高めることもでき、多くの人々にアピールすることができます。
    ・プレミア手法を用いる
     プレミアム手法とは、商品やサービスの購入や入会などの消費者の行動に対して、何らかの特典を提供することで、購入意欲を高める手法です。例えば、「ご購入いただいたお客様には、特別なサービスを提供します」といった具合に、お得感を与えることができます。ただし、特典が主目的となってしまい、リピート購入に繋がらない場合もあるため、先々の戦略を考える必要があります。
    ・実演販売を行う
     実演販売は、スーパーマーケットやイベントなどで商品の良さや使い方を消費者に直接アピールする手法です。売る側にとってはスピード感があり、消費者にとっては商品・サービスの特徴を目の前で知ることができ、その場で購入できるメリットがあります。ただし、場所選びは重要であり、ターゲットと合致しない場合には効果が薄くなるため、慎重に検討しましょう。
    ・コラボレーション企画をする
     人気キャラクターや他社ブランドとのコラボレーションによる販促手法が主流となっており、既存客から新規顧客を獲得し、ブランドイメージを認知させることができます。異業種でも相乗効果を得られるため、ターゲット層によっては効果的な手法です。
    ・プライスレス手法を用いる
     プライス手法は価格によるメリットをアピールして、購入や消費を促す販促方法です。値引き、クーポン、期間限定セール、セット販売などがあり、限定感が強い場合には効果が高くなります。しかし、利益率を下げることや効果が一時的なことがデメリットとなります。
    ・従業員の教育をする
     店員の教育は即効性はないものの、長期的に見て非常に重要な販促方法です。対面販売を行うビジネスでは、店員の行動や立ち居振る舞いが重要であり、マニュアル作成だけでは本当に高いレベルを目指すことはできず、本人の資質や意欲、経験にも依存するため注意が必要になります。

    ③ リピートを増やすための方法

    お店の売り上げを維持していく上でリピートをしてもらうということはとても大切です。お客様にリピートしてもらうためにはどうしたらいいのか解説していきます。
    ・ポイントカードを作る ポイントカードは、購入ごとにポイントをもらい、ポイント数に応じた特典をもらえることで、消費者を自店に定着させる手法です。再来店の意識が高まるが、個人情報提供やポイントカード提示に対する消費者の抵抗もあるため、入会金無料や特典付きのポイントカード作成などの工夫が必要になります。
    ・定期的なメルマガの配信を行う

     顧客との接点を保つために、新商品やサービスの情報を配信するメルマガは効果的です。開封率を測定することでメルマガの効果を高めることができます。開封率を上げるためには限定感を出すなどの手法があります。
    ・クーポンの配布を行う

     商品やサービスを購入したことがある顧客には、優待券や期間限定の割引券などを配布することで、再購入やリピートを促すことができます。クーポンの配布方法は、自店に来店する場合には次回来店時に渡したり、メールやSNSで配布するなど、ターゲットに合わせて複数の方法があります。
    ・定期購入によるインセンティブをつける

     化粧品や健康食品のネット販売で見られる定期購入サービスは、商品を使い終わるタイミングに合わせて数カ月に一度などに定期購入することで、単品での購入よりも安価で購入できるとお得感をアピールして継続的な購入を促します。ただし、定期購入者だけの特典を付与したり、定期購入者が損をしないことを伝える工夫が必要です。

    最適な販促手法の選び方

     他社の成功事例をそのまま真似しただけでは自店の商品・サービスの販促に成功することはできません。自店の特徴やターゲットを理解し、どのような手法で販促を行うと効果的かを検討する必要があります。販促が不十分だと顧客は離れてしまうため、新規顧客獲得だけでなく、既存顧客のニーズに合わせたメリットのある販促手法に取り組むようにしましょう。

    まとめ

     販促の方法は多種多様であり、自店に最適な手法を見つけるためには、ターゲットや商品・サービスの特徴を把握することが必要です。また、販促活動は新規顧客獲得だけでなく、既存顧客のニーズにも合わせたメリットのある手法を取り入れることが重要です。これらのことを踏まえた上で、適切な販促手法を選択し、顧客との接点を大切にすることで、ビジネスの成長につなげていきましょう。  しかし、自分たちだけでは適切な販促の方法や、イベント販売の企画などを立案するのが難しいという場合はプロに相談するのがおすすめです!  株式会社アイフィールドでは全国No.1のイベント販売実績のノウハウをもとに催事のプロが出店スペースや企画の相談に対応します!詳しく知りたい方はこちら!!

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