コラム/事例集

販促イベントのアイデアに悩んでる人必見!事例や成功のポイントを解説

販促イベントは、商品やサービスを広く知ってもらい、新しい顧客を獲得するための有力な手段のひとつです。しかし、イベントを企画することは簡単なことではありません。どのようなイベントを開催するか、どのように宣伝をするか、参加者にどのような体験を提供するかなど、検討しなければならない点がたくさんあります。そこで、本記事では、販促イベントのアイデアに悩んでいる人に向けて、成功した事例やそのポイントについて解説します。

目次

1.イベント開催による販促とは?
2.イベント前に準備するべきこととは?
  • 明確な目的を立てる
  • ターゲットを決める
  • 告知や集客を行う
    3.イベントの種類
  • 商品プロモーションイベント
  • 商品販売イベント
  • 商談会イベント
  • プライベートショーイベント
    4.イベント成功のためのポイント
  • 顧客ニーズの把握
  • 効果測定を行う
    5.販促イベントの事例の紹介
  • バイヤーをターゲットにしたファッション展示会
  • NFTを取り扱う展示イベント
  • ホテルと自治体による地元住民向けイベント
  • ホテルと地方自治体による観光地の良さを伝えるイベント
  • 報道関係者向けの自社物流センターの内覧会
  • SDGs関連のイベント
  • VRを用いた商品発売記念イベント
  • 新語・流行語をテーマにしたイベント
  • スポーツブランド愛好家向けのイベント
    まとめ
     

    1.イベント開催による販促とは?

    販売促進を目的としたイベントは、商品やサービスを紹介し、消費者の購買意欲を高め、購入に結びつけるためのプロモーション手法です。イベントの形式は展示会や自社開催のイベント、街頭での実施、店頭でのサンプリングなど多岐にわたりますが、いずれも商品やサービスをアピールするために利用されます。

    2.イベント前に準備するべきことは?

    イベントによる販促は準備によって当日の成果が変わってしまいます。イベントの開催前にどんな準備をすればいいのか解説していきます。

    明確な目的を立てる

    イベントを計画する前に、まずは目的をはっきりと定めることが重要です。販促のイベントには大きく3つの種類があります。商品やサービスの紹介や認知度を高める場合は、商品発表会や試食会が適しています。販売が目的であれば、実演販売が適しており、代理店や販売店、パートナーを探す場合は商談会が適しています。なぜそのイベントを行うのか、販売を促すのか、認知度を上げるためなのか、体験してもらいたいのか、目的を明確にしてから、その目的に最も適したイベントを開催することが重要です。

    ターゲットを決める

    イベントの目的が決まったら、次にターゲットを明確に設定することが重要です。誰を呼び込みたいのか、性別や年代、趣味嗜好などを考慮して、具体的な「ペルソナ」を設定するとより効果的です。ペルソナを設定することで、キャッチコピーの決定や販促ツールの作成がしやすくなります。

    告知や集客を行う

    イベントを開催する際に見落としがちなことは、告知や集客に力を入れることの重要性です。告知や集客の準備が不十分だと、盛り上がりに欠けるイベントになってしまう可能性があります。告知方法としては、オンラインを活用する方法だけでなく、DM郵送やポスティングなどのオフラインの方法も組み合わせて使用すると効果的です。

    3.イベントの種類

    単にイベントと言っても様々な種類があります。何を目的としてイベントなのかという部分が大切です。詳しく解説していきます。

    商品プロモーションイベント

    商品プロモーションイベントは、企業が新製品の発表や既存製品の認知度向上を目的として開催する、非常に重要なマーケティング手段です。このようなイベントを開催することで、顧客に商品やサービスの魅力を伝え、購買意欲を高め、競合他社との差別化を図ることができます。また、顧客に直接商品を体験してもらうことができるため、顧客との信頼関係を築くことができます。製品を試してもらうことで、顧客がその商品に興味を持ち、購入する可能性が高まるという利点があります。企業のブランドイメージ向上にもつながるため、長期的なマーケティング戦略の一部としても活用されることもあります。

    商品販売イベント

    商品販売イベントは、商品プロモーションに加えて販売機能を持ったイベントです。商品やブランドを知ってもらうだけでなく、その場で購入できるという利点があります。商品の魅力をアピールし、消費者に直接商品を提供することで、購買意欲を高めることができます。具体的には、試食販売イベントや期間限定のポップアップストア、実演販売イベントなどが商品販売イベントに該当します。

    商談会イベント

    前述の商品プロモーションイベントと商品販売イベントは主に一般消費者を対象にしたものですが、BtoB商談会は企業同士の取引促進を目的としたイベントです。業界の見本市や商品展示会、または特定の業界の企業が参加する産業交流会などが、BtoB商談会の代表的な形態です。

    プライベートショーイベント

    プライベートショーとは、一般の消費者に向けた展示会ではなく、限られた人数のVIPや招待客を対象とした展示会のことを指します。主にファッション業界や宝飾品業界で行われることが多く、一般の人々に公開される前に、商品の評価や卸売りを目的として開催されます。一般に公開される展示会よりも高級感があり、プライベートな雰囲気を演出するために、豪華な会場や演出が用意されることもあります。

    4.イベント成功のためのポイント

    イベントを成功させるポイントは前述したような事前準備の他にも2点あります。この2点について解説していきます。

    顧客ニーズの把握

    販促イベントを企画する際は、顧客のニーズを把握することが成功のカギとなります。このため、定量調査や定性調査などのリサーチを行い、顧客が求めるものを正確に把握する必要があります。顧客ニーズを理解することで、顧客がどのようなことに興味を持っているか、どのような価値を求めているのかなど、様々な視点から分析することができます。
    例えば、顧客の年齢層や性別、趣味や関心分野などを調査することで、その顧客層に合わせたイベントのアイデアを見つけることができます。また、定量調査を行うことで、顧客がどのような商品やサービスを求めているのか、どのような需要があるのかを把握することができます。
    このように、顧客ニーズを把握することで、思いもしなかった販促イベントのアイデアを見つけることができます。また、リサーチ結果をもとに、販促イベントの企画だけでなく、キャッチコピーや販促ツールの作成など、幅広いマーケティング戦略にも活用することができます。

    効果測定を行う

    販促イベントを実施した後は、効果測定と分析が非常に重要です。売上や商品認知の向上があったとしても、どの程度の効果があったか、その要因は何であるかを検証しなければなりません。来場者数やSNSでの反応を数値化し、客観的な視点から判断することが必要です。これにより、効果的な販促イベントのアイデアや改善点を見つけることができます。得られた情報を分析し、今後のイベント戦略の策定に活用することが重要です。

    5.販促イベントの事例の紹介

    この記事を読んでいる皆さんのアイデアの参考になりそうな販促イベントの事例を10個紹介していきます。

    バイヤーをターゲットにしたファッション展示会

    ファッション業界のDX企業が出展する、日本最大のファッション展が開催されました。このイベントでは、来場者が未来のファッションツールを体験できる画期的なサービスが提供されました。例えば、VR上で指輪の試着ができるサービスや、ARメイクなどを体験することができます。オンラインでは提供できないリアルな場で、バイヤーや企業が直接触れ合える場所が提供されたことも大きな特徴です。
    このイベントにおいて、企業はバイヤーに新製品を直接見て触れてもらい、製品の特徴を伝える機会を得ることができます。このような販促イベントは、顧客エンゲージメントを高めることができるため、販売促進につながるとされています。

    NFTを取り扱う展示イベント

    秋葉原で初めてNFT(デジタル資産)を活用した展示イベントが開催されました。このイベントは、アニメ・マンガ・ゲーム・コスプレ・カワイイなど、日本の文化を世界に発信する契機となり、話題になりました。メイドカフェとアーティストの展示会を実施し、NFTアート展を主催しました。このイベントは多くのメディアに取り上げられ、広く知られることになりました。これにより、ジャパンカルチャーに興味があるターゲット層の参加を促し、信頼を獲得することに成功したと言えます。

    ホテルと自治体による地元住民向けイベント

    地域と繋がったホテルを展開する企業が廃校を利用した縁日イベントを開催しました。このイベントは、人口270人の限界集落で、地元住民の協力を得て子供から大人までが交流し、大いに盛り上がりました。2年ぶりのイベント開催は、コロナ禍以降に住民の心を躍らせ、企業のブランドイメージ向上や効果的なPRに貢献した優れた事例といえます。

    ホテルと地方自治体による観光地の良さを伝えるイベント

    東京でホテルを展開する企業は、東京で奄美大島の食や文化を楽しめるイベントを開催しました。イベントでは、大島紬の制作や着付け、小物ワークショップ、ファッションショーのモデル体験、島唄ライブなど独自文化を提供しました。
    食を通じて奄美の魅力を伝える料理や、奄美の食材を使ったパティシエ特製スイーツも提供しました。
    このイベントは、まるごと奄美を体験できる貴重な機会として、消費者に話題を提供することができた例と言えます。

    報道関係者向けの自社物流センターの内覧会

    事業者向け工業用間接資材の通信販売会社が運営する最大の物流拠点では、メディア向けの内覧会を開催しました。多数の報道関係者が参加し、自動搬送ロボットや配送区分選定の自動化などの実演を直接見学することができました。 このように、難しい技術や企業の専門的な取り組みを直接伝えることができるイベントの特性を活かした、好例といえます。

    SDGs関連のイベント

    不動産会社が運営するショッピングモールは、SDGsに取り組んでおり、海に隣接する立地を生かしてイベントを実施しました。
    このプロジェクトでは、海をきれいにするためのゴミ拾いイベントをヒーローショーやライブパフォーマンスなどのエンターテインメントと合わせて実施しました。
    このような取り組みにより、海洋ごみ問題へのアクションや啓発を行い、環境への意識の高さを訴求することに成功した事例です。

    VRを用いた商品発売記念イベント

    VRを用いたオンラインRPGゲームが、1周年イベントを開催しました。
    基本的な遊び方は、ポイントを集めて交換ショップでアイテムを手に入れることです。また、1周年を祝う特別な演出や、ボスキャラクターによる賑やかな攻撃など、ユニークな要素も特徴的です。
    このイベントでは、1周年記念交換券や期間限定タスクなど、特別なアイテムが登場し、多くの見どころがありました。
    このようなイベントは、ファンが直接プレイしながら、ゲームの世界観に没頭し、ゲームの理解や魅力を再発見する機会を提供することに成功しています。

    新語・流行語をテーマにしたイベント

    女性の健康課題をテクノロジーで解決する商品やサービスを指す「フェムテック」という言葉が2021年の新語・流行語大賞にノミネートされたことを受け、女性の健康をテーマにしたイベントが開催されました。
    この言葉に関心はあるけれども、自分には関係のないものと感じている人もいたため、このイベントを通じて、フェムテックについての理解度を高め、認知度を広げることに成功したと言えます。

    スポーツブランド愛好家向けのイベント

    スポーツブランド企業は、参加型スポーツイベントを開催し、来場者に足裏に関するアトラクションを提供しました。このイベントは、足裏の重要性やインソールの機能性を体感してもらうことを目的としており、製品のメリットを直接消費者に伝え、トップアスリートに限らず一般のスポーツ愛好者にも知られるようになる成功例となりました。

    まとめ

    販促イベントは企業やブランドの認知度を高めるための重要な手段です。しかし、アイデアがなかなか浮かばなかったり、うまく成功につながらなかった経験を持つ人も多いかもしれません。ここで紹介した事例や成功のポイントを参考にして、自分たちに合ったアイデアを見つけ、成功につながる販促イベントを開催してみてはいかがでしょうか。思わぬ反響や新たな顧客獲得のチャンスが待っているかもしれません。
    この記事を参考にする他に、販促イベントのプロに相談することでさらにイベントの効果を高め、成功を収めることができます。
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